人工歯配列がデジタル化されると高速で配列可能となります。
 
現在、一個一個人工歯配列は、田植えのように丁寧に並べていきます。
 
総義歯を上下並べると熟練の歯科技工士でも、30分。若手なら、60分はゆうにかかります。
 
それで良いものができれば上手い歯科技工士さんだと言えるでしょう。
 
しかし、デジタル化されると基準点を決め、あとは、自動的に歯並びを構成してくれます。
 
並んだ人工歯を微調整するだけで終了することが可能です。
 
アナログの配列をデジタル化する事で、作業効率は格段に上がります。
 
デジタル化によって配列するテクニックが急速に発達させることが可能です。
 
これは、歯科技工士さんの教育、人材確保、作業効率の向上に大きく寄与します。
 
歯科技工士減少の折、現状でベテラン歯科技工士の確保が難しいですが、デジタル化によって若手の人材育成が容易に可能にします。
 
結果、労働条件の向上、給与体系の改善などデジタル化によって大きく変化していくことになるでしょう。
 
既にハートフル歯科医院では、セラミックをCAD/CAMで作るようになって、10年が経過しています。
 
歯科技工士さんにとって、ホワイトな職場環境が提供できるようになったと自負しています。
 
デジタル義歯を通じて、「痛い、噛めない入れ歯」部門にもメスを入れていこうと思います。
 
 
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
 
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科