歯を強くするレーザー治療

ハートフル小児歯科医院が目指す未来

ハートフル歯科の開業以来の医院理念は「痛くない・削らない・抜かない」予防ベースの歯科治療であり、発育途中のこどもたちの状況に合わせた、むし歯予防の提案や実践を通して、三鷹・武蔵野のこどもたちの未来を明るく楽しいものにしていきたいと考えて医院運営をしてまいりました。

少子高齢化が進む日本の中で未来を担うこどもたちの健全な心と体の成長は、重要な課題であり、小児医療は、疾病の治療から疾病の予防へ変わりつつあり、それを実践していきたいと考えています。
小児歯科領域における、レーザーの応用は、歯科治療時に最もストレスを与える、麻酔の注射の使用を減少させ、切削器具の使用に付随する恐怖心を和らげることができます。

こどもにとって「痛くない・削らない」が「怖くない」へ、目標としての「白く輝く歯、きれいな歯並び、笑顔の似合う自信のもてる口元づくり」へつながっていきます。

成長段階に応じた、レーザーを使いこなす臨床体系を、診療システムを考案し、提案していきたいと思っております。
初期むし歯の治療に、キシリトールの甘み、ベリーの香りのついた酸化チタンを利用したレーザーフッ素加工、かみ合わせ面や歯と歯の間のむし歯予防に効果的です。歯の萌出に伴う、余った周囲歯肉への対応などにも大きく役立ちます。

また、今日の少子化の波をうけ、兄弟の少ないこどもたちが増えてきており、溢れるほどの親御さんからの愛情を受けて育っているこどもたちがほとんどです。このような社会において、親御さんは、お子さんの健康に非常に大きな関心を持っておられることが多く、より質の高い保健指導、治療が求められる傾向にあります。歯は、他の臓器と異なり、一度、むし歯になり穴が開いてしまうと、自己修復できない特殊な臓器です。ですから、レーザーを応用して、大切なこどもたちの大切な歯の健康を守り、成長を見守り、育んでいきたいと思っております。

今回このレーザーをこどもの予防・メンテナンスへ応用することで、なるべく歯質を残して治療し、従来よりも効果的なむし歯予防を提案していきたいと思います。

歯質を強化させるむし歯予防

レーザーを当てて、歯質を無機化させた状態(何もない状態)にすることが目標です。皆さんの歯は、小さな結晶が集まってできています。萌えたての歯は、この結晶の間がスカスカで、歯自体が水分を含んだ軟らかい歯なのです。なので、むし歯になると一気にむし歯が広がり、進行がかなり早くなってしまうのです。そのむし歯になる前の歯質に高温のレーザー(酸化チタン+ファイバーの先端が当たる事で2,400度の熱)を当てることで結晶水を蒸発させ、歯自体をカラカラに乾燥させることができます。この状態のところに、シーラントと高濃度のフッ素(パイオキュア)をセットとして行うことにより、普段より60倍近いフッ素を取り込むことができます。これにより、かなり強い歯質にすることができるのです。

~酸化チタンとは~
使用する乳液(甘い)がレーザーに反応してできた成分です。

初期のむし歯治療

初期のむし歯治療

初期むし歯のレーザー治療はむし歯で黒くなっているところに反応しているのではないのです。レーザーが、むし歯によりタンパク変性を起こしているところに反応しています。タンパク変性を起こしているところは、熱反応が優位になるため、レーザーの熱に反応するのです。むし歯になり、タンパク変性を起こした歯質を取り除けば、治療は終わりです。その後、歯質の上にシーラントとフッ素を奥深く取り込むことができるのです。