こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

ハートフル小児歯科では、食育を行っています。
管理栄養士さんも勤務しており、お子さんの正常な発育をサポートしていきます。

食育は歯並び予防を目指して行っています。
本日は、歯並びについてお話ししたいと思います。

1.歯並びが悪くなる原因
「歯」の大きさと「顎」の大きさの不調和により起こります。
「顎」が小さいときれいに歯が並びません。

2. 歯並びが悪いとどうなるか
歯並びは見た目の印象に大きく影響します。
歯の矯正治療を受ける患者さんは、見た目を改善することが大きな目的の方がほとんどです。

それ以外にも、歯そのものにも影響があります。
歯並びが悪いと、歯磨きが行き届きにくい箇所ができてしまいます。
虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

また、歯並びが悪いことで噛み合わせにも異常が出てきます。
顔の左右のバランスが崩れたり、肩こりが起きたりと、良いことはありません。

3.歯並びをよくするには
「歯」の大きさは変えることができません。
歯の生え替わりの時期までに、「顎」を正しく成長させておく必要があります。
ではどうしたら正しい発育ができるのでしょうか?

それは、ただしく噛むことです。
噛むことでお口周りの筋肉が血液のポンプとして働き、血流が良くなります。
それにより、骨に栄養と刺激が送られ、骨の成長につながります。

6歳までに顔面の骨のほとんどが成長します。
この成長時期にしっかりとした発育の刺激を与えることが大切です。

4.噛むために保護者の方ができること

1つめは、食材を大きくきる切ることです。
包丁の刃で小さくすることは簡単です。
ですがそこを、お子さんの歯を使ってもらうようにしましょう。
この工夫で、噛む回数は増えます。

2つめは、食事をするときの姿勢です。
お子さんが、猫背のまま食べていたり、足をブラブラさせたまま食事をとっていたりしたら要注意です。
正しい姿勢で食べると、正しい顎の噛み合うことができるようになります。

(出典:床矯正・矯正治療のバイオセラピー 食育)
たとえ兄弟であっても、歯並びは違ってきます。
ハートフル小児歯科ではお子さんの成長を見守りながら、適切な時期に適切なアドバイスをさせていただきます。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科