舌を上手に使って食事をしよう
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
食事する時に、舌が大事な動きをしていることをご存知ですか?
歯も大事ですが、舌も大事なんです。
口腔機能発達不全症の症状の1つに、咀嚼時間が長い、または短いことがあります。
これには様々な原因がありますが、そのうちの1つに舌の力があります。
舌は、物を噛んだり飲み込んだりする動きに強く関係しています。
その舌の機能力を測る検査(舌圧検査)を行なっています。
“口の機能の発達が悪い“とだけ言われてもパッとしません。
それを数字で定量的に測ることができるのです。
数字で理解することで、現状の把握ができます。
また、舌トレーニングをしたあとの、舌圧の変化にも気づくことができます。
先日も、一人のお子さんと一緒に舌圧の検査をしてみました。
使う機械は写真のような物で行なっています。
長細いプラスチック製の棒の先にバルーンがついています。
これをお口でくわえてもらい、舌で押しつぶすことで、舌の筋力を測定します。
いきなりはできませんので、数回練習してから本番です。
結果はすぐに機械に表示されます。
舌圧は成長とともに増加します。
その年代の平均値よりも低かったら注意が必要です。
今回のお子さんは数値が低めだったので、今後、舌の体操を一緒にやっていきたいと思います。
検査は継続的に行い、成長を見守っていきます。
検査は3ヶ月ごとを目安に行っています。
次回の測定時には、数値が上がっているといいですね!
定期検診に通ってきていただいているお子さんは、歯を見るだけでなく、口元も見ています。
少しでも怪しいな、と思ったら検査をするようにしています。
大変な検査ではありませんので、お子さんのお口について不安なことがありましたら、気軽にご相談ください。
また、10月中はリトミックでハロウィンイベントも行っています。
是非、トリックオアトリートをしにきてください!
歯に良いお菓子を準備してお待ちしています。