こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

「フッ素」という言葉は歯医者でよく聞く単語ですよね。
歯を虫歯にさせないために大事な物質です。
今日はフッ素について一緒に勉強しましょう!

まず、フッ素ってどんなものでしょうか?

フッ素は自然界に存在している天然ミネラル成分の1つで、海産物や農産物にも含まれています。
虫歯を防ぐ効果があります。特に、生えてきたばかりの歯の強い味方です。

具体的には、
1、 再石灰化の促進
酸で溶けかけた歯を修復します
2、 歯質の強化
カルシウムイオンを引き寄せて、酸に強い歯を作ります
3、 虫歯菌の阻害
細菌が酸を作る反応を邪魔します

そんな歯に良いことばかりのフッ素は、歯磨き粉、洗口剤、ジェルなど、いろんな製品に入っています。
どうやって使えば良いのでしょうか?

虫歯のリスクが高い方にお勧めしているのが、
歯医者さんでのフッ素塗布、フッ素のイオン導入
お家でのフッ素配合歯磨き粉、フッ化物洗口 の組み合わせです。

ハートフル小児歯科では毎回、虫歯、歯並びのチェックと同時にフッ素塗布を行なっています。
また、3ヶ月に1度より効率よくフッ素を歯に取り込ませるために、フッ素のイオン導入を行なっています。

お家では、歯磨き粉をフッ素濃度に注目して選んでください。
年齢によってお勧めの濃度があります。
6歳までは500ppm、それ以上は1000-1500ppmです。

夜寝る前にはフッ化物配合の洗口剤を使ってください。(ブクブクうがいができる4歳以降)
口をゆすぐだけなので、数秒で終わるので簡単です。

歯磨き粉と洗口剤は歯医者さんの受付で気軽に購入できます。
毎月の定期検診の際に買っていかれる保護者の方がたくさんいらっしゃいます。
みなさんの歯への意識の高さを感じることができて嬉しいです。

これから歯育てを頑張っていこうと思われている方も、
一緒に成長を見守っていきましょう!
10月のリトミックでは、そんな洗口剤のお話を聞けるみたいです。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科