子どもの歯ぎしりは大丈夫?
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
お子さんが夜寝ている間、歯ぎしりが気になっている方はいませんか?
本日は、歯ぎしりについてお話ししたいと思います。
歯軋りについては、実際に、よく保護者の方から相談されることがあります。
成長を身近で見守っている保護者の方からしたら、心配になることと思います。
歯軋りは起きているときにも寝ているときにも起こる現象ですが、
夜間の歯ぎしりは、大人でも自覚することが難しく、気づかないことも多いです。
そんな歯ぎしり、実は大人より子供の方が発生頻度が高いんです。
子どもの歯軋りは、歯が生えてきたら始まる可能性があり、6歳でピークを迎えます。
その後、多くのお子さんは自然に歯ぎしりをしなくなります。
では、子供の歯ぎしりはよくないことなのでしょうか?
大人の歯ぎしりは歯の破折などに繋がるため、やめた方が良いですが、
子どもの歯ぎしりは、成長に伴う生理的な現象とされています。
そのため、基本的には経過観察となります。
様子見をしていれば、自然と歯ぎしりはなくなります。
ですがまれに、あまりにも音が大きかったり、歯が削れてしまったりするほど歯ぎしりをしてしまう子もいます。
そういった場合は、お子さんが何かしらのストレスを感じている可能性があります。
予防法として、寝る前に絵本を読み聞かせるなど、リラックスできる習慣をつけることが良いとされています。
安心して眠りにつかせてあげることが、過剰な歯ぎしりを防ぐことにつながります。
それでも改善せず、歯ぎしりがあまりにもひどい場合には、歯のマウスピースを作成することになります。
歯が削られて歯の神経にダメージがいってしまったり、乳歯が早く抜けてしまったりすることを防ぎます。
気になる方は、歯医者さんに相談してみてください。
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