2021年、コロナ感染対策の一環でマイクロスコープを追加で導入しました。

唾液の飛沫感染を問われて、はや一年が経過しました。

マイクロスコープ使用することによって、姿勢が良くなり、患者さんの口元から術者の顔を遠ざけて(飛沫対策)兼、拡大視野が確保できます。

マイクロスコープは、歯科衛生士さんにとっても次世代では必須になると想定しています。

歯科衛生士さんのユニットにもマイクロスコープを利用するメリットは、マイクロスコープを使用するとポケット内の歯石がよく見えます。

見えればソッと除去できます。

盲目にガリガリやると、痛い上にセメント質を除去してしまい、「歯がしみる」事態になりかねます。

歯肉縁下の歯石は、見えて初めてきちんと除去できるものです。

もちろん、マイクロスコープにもスキルが必要です。

双眼鏡を持てば、誰にでもバードウォッチ出来るわけでもなく、望遠鏡を買えば、宇宙の星の数や星座が分かるわけでは、ありません。

知識やトレーニングが必要です。

しかし、これからの歯科衛生士さんのNewStandardだと確信しています。

もう、肉眼で歯科治療をする時代ではないと思います。

特別なものでもなく、普段使いするものです。

車のナビゲーションやエアバックは、昔、オプションでした。

でも、必要性が理解されて、基本装備になりました。

最近では、ドライブレコーダーが基本装備になりましたね。

食餌も賞味期限、原産地など記載の義務化がなされています。

「安全・安心」には、お金をかける社会になっています。

歯科治療も「安全・安心」が叫ばれています。

社会の変化の一歩先行く、ハートフル歯科では、早め早めに対応していきたいと思っています。

全ては患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科