ツイストドリルで上顎底骨を抜いたあと、デンサーバーで骨を押し広げ緻密にさせます。

骨がモリモリと、インプラント窩からゆっくり飛び出てくるのがわかります。

ワイドの仕上げのバーでも、骨が上顎洞側にどんどん出てきて上顎洞粘膜が挙上されてきました。

ダイヤモンドのバーで仕上げます。

「真円形成」をすることで、インプラントはしっかり固定されました。

通常のインプラントバーは刃がついていて、少しドリルがぶれるので円にしかなりません。

「真円」に仕上げるのがポイントです。

見事に粘膜が少し押しあがっています。

4本のインプラントを右上模型で練習をしました。

結局、粘膜が破けないで人工骨で洞底膜がどんどん挙上されていきます。

強圧をかけるとこのように破けていきます。

その力のあんばいを理解するのもこの実習の目的です。

 

10本位埋入して、精神的に疲弊しながらそろそろ終わりかなぁと思っていた矢先「最後の試験です。」と更に模型を渡されました。

患者さんの条件提示をされてインプラントの大きさを選び、粘膜が破れないように埋入の実習を行います。

講師の先生のチェックを受け、合格して実習を終えました

新しい器具の使い方,新しいタイプのインプラント。

多くの学びがあり実りある週末を過ごすことが出来ました。

すべては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科