インプラントオペが変わる。
動的サージカルガイドがスタートします。
インプラント手術が、
1.職人の技のようなアナログのインプラント手術
2.静的サージカルガイドを使った、CTを応用したインプラント手術
3.赤外線のセンサーの下、リアルタイムガイドシステム(動的なサージカルガイド)
ように進化してきました。
世界的には、XGUIDE1 の発売が6年前
日本の発売は、3年前
厚労省の認可の関係で、遅れての発売となりました。
購入するチャンスは、ありましたが、
・精度への不信
・利用ノウハウがない不満
・デジタルを信じ切った事故への不安
があったので、見送ってきました。
2023年12月 XGUIDE2が、世界とほぼ同時に日本でも発売されました。
半導体は、2年で2倍の速度になると言われています。(ムーアの法則)
だとしたら、XGUIDEは、6年経過していて、単純に8倍の演算速度になって、精度向上があると認識していました。
セレックという、コンピューター支援セラミック治療では、6年も前のモデルは、古過ぎて過去の産物と認識しています。
だからこそ、コンピューターものは、新製品を買う必要があると思います。
海外から見ると、3年落ちの製品は、売れ行きも止まり、在庫処分のようなもの。
買ってはいけません。
第二世代では、厚労省の認可が早く世界販売と日本発売は、ほぼ同時になります。
また、書籍の発売を始め、多くの日本人の先駆者が臨床を重ねて使用ノウハウも公開されてきました。
だからこそ
XGUIDE2 の発売を待っていました。
2月に納品されて、
なんだかんだレクチャーがあり、実際のオペとなりました。
このパソコン画面内で、骨の映像が現れて、もはや口腔内ではなく、パソコン画面を見ながら手術を行っています。
これが手元のセンサーです。
これを頭上の受信装置で感知して、手術を遂行します。
目標物を確認、発射!と、まるでシミレーションゲームのようでした。
・開口量に左右されない
・嘔吐反射がない
・精度が高い
など初心者に優しい仕様となっています。
既存骨に手術する時には、最高に機能します!
しかし、
・骨を割る
・骨を増やす
・上顎洞粘膜を触る
などは、難しいようです。
まだまだ手には、勝てませんが、合わせると、〝今の限界を越える術式〟
を生み出す事でしょう。
高精度に進化したXGUIDE2を使っている歯科医院にだけが、更なるインプラント手術の進歩が約束されると確信しました。
未来の歯科医院は、デジタル化が支えていく。設備投資に負けない経営者力が望まれています。
全ては、患者さん、メンバー、未来の歯科医療のために・・・
下田孝義