指でも抜けてしまうほどグラグラの方が60代の女性がやってきました。
全額的な歯周病で歯が抜け落ちそうになっていました。
痛いし、取れちゃいそうなので 噛まないで済むのだけを毎日食べていると話していました。
とりあえず、左上のブリッジを除去しながら即日義歯を用意しました。
やっぱり歯を抜いた日に新しい歯が欲しいものです。
そこで残った上顎1本、下顎の歯4本に引っかける部分入れ歯を使用していただきました。
抜歯後の入れ歯とはいえ、グラグラの歯よりも食事は、取りやすいはずです。
まずは、応急的に対応しています。
抜いた当日は、やっぱり痛いものです。
ティッシュコンディショナーという、クッション材をひいてなんとか食事をしてもらった次第です。
本人から、20代のようにしっかりと噛めるようにして欲しいと言われたので、AO4を行いました。
上顎の奥の長い2本は、ザイゴマというタイプのインプラントです。
「手術は、あっという間に終わりました。」
「あんまり気にならなかった」
上下6本づつ入れることで、安定した噛み合わせを作ることができました。
2011年3月の完成しました。
インプラントの歯が入ったら、なんでも食事ができるようになりました。
10年以上悩んでいた、噛めない、笑えない状態から解放されたのです。
「お肉も魚もお寿司もなんでも食べられる。」
そんなコメントをもらっています。
治療後は、笑顔が増えて表情が明るくなったことを思い出します。
外食が楽しくなった。そうです。
それから12年後
2024年3月 見ての通り、問題なく時間が経過しています。
上下全額的な治療をされた方も、長期予後があります。
13年の時間を経ても、しっかりと食事ができる状態を保っています。
どんなにボロボロになったとしても食事をすることをあきらめないでほしい。
全額的なインプラントによって、大きく食生活が改善します。
この方は、20代のように美味しく食事が取れるようになりました。
12年の時を経ても問題なくインプラントとは、使用さています。
このまままだまだずっと使ってくれると思っています。
このブログを読んだその日もしっかりとお口の中で機能してくれていはずです。
10年でダメになるのかしら。
ちゃんと噛めるのかしら。
歯がボロボロの多くの方には、不安があると思います。
しかし、この症例を通じて、インプラントに踏み切る勇気と、10年以上使えるものだと知って欲しいと思います。
とても歯並びも自然ですね。
インプラントで人生が変わります。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科