2008年5月 前歯が膿んで腫れて来院されました。骨移植後のインプラントの予後は、13年経過しています。
顔が変わってしまうほど大きく腫れていらっしゃたことを思い出し ます。
根っこの先の膿が大きく抜歯するしかない状態しかし、 抜歯すると根っこの空間たす膿のあった空間がなくなってしまいま す。
骨欠損と言いいます。
垂直的、水平的に骨がなくなってしまい、 インプラントの適用から外れてしまっていました。
2009年7月どうしても隣の歯を削って欲しくないと、 インプラントを希望しますが、 すでにインプラントをする骨の高さ、幅はなくなっていました。
通常の方法では、インプラントは、 無理と判断せざる得ない状態でした。
15年前の僕のインプラントスキルでは、 どうにもならなかったので師と仰ぐ下尾先生に相談して、 膝下の骨を移植する計画としました。
移植骨を膝下から、採取して上の前歯にねじ止めしてあります。
なんか金属の棒があります。垂直的に骨をとめています。
2011月3月には、本歯が出来上がっています。 足かけ3年に渡る大工事となりました。
費用も時間もかかりましたが、 満足のいく出来の歯になったと思います。
それから、13年が経過しています。
2024年3月 に経過観察中のレントゲンとなります。
骨吸収もなく、良好な経過を辿っています。
患者さんも僕も歳を重ねていますが、食事が美味しく、 若々しく元気で働けると喜んでいました。
この動画もお楽しみください。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科