サイナスアバットメントを利用して、上顎洞に落っことさないように、3本のインプラント手術を行ないました。

一本だけなら、ピンポイントだけ、上顎洞粘膜を剥離すれば良い。
二本だとそれを繋げなければならない。手前と奥を結合させる。
三本目は、それを更にもう一回くり返す。

粘膜は、すごく薄い組織です。

よく見えない角度で複数本のインプラントを埋入するのは、とても大変な手術になります。

普段は、腫れますが、見やすい手技のサイナスリストを選択します。
イナスリストは、治療期間が1回目の手術、2回目の手術合計治療期間が1年間かかるため、嫌われます。
しかし、その方が粘膜が破れる心配がないのです。

今回は、粘膜が分厚く、上顎骨の形態もフラットで破けないだろうと三連続を選択しました。

自分では、初挑戦となりました。

患者さん側に立つと、リスクがないのであれば腫れない手術の方が良いに決まっています。

ハートフル歯科医院では、腫れない、痛みの少ない、治療期間の短くなる手術を選択しています。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科