こういうの書いたことなかったので、柴原先生の『骨再生に強くなる本』と読んだことで説明しやすくなったので、解説します。

骨が再生するためには、上皮の侵入を防ぐメンブレンと骨に囲まれた空間に血餅が溜まりることが条件です。

その空間を保持するために、人工骨を使用します。人工骨→本物骨になるわけでなく、人工骨同士の隙間を月餅が埋めて人工骨間に本物骨が出来てきて、インプラント骨として機能します。
つなぎ目に本物骨が出来て、人工骨同士が握手するイメージです。

一年くらいすると、人工骨が吸収されて、本物骨に置き換わります
すべてが本物骨になります。

人工骨→本物骨 になるには、1年かかります。覚えておいてください。

最近は、その仕組みを更に深く理解が進み、骨ができるには、血餅と一括りにしていたものが、骨芽細胞の存在や、フィブリンと言われる方が増殖する足場、血液内に存在する成長因子が、骨芽細胞を呼び集める。など

血餅内で起こっている細胞活動が判明してきたのでそれぞれを加速させる、肩の再生も早まることかまわかってきました。

骨芽細胞の居心地を良くするフィブリンが、より早く出来ると骨再生は、加速します。
成長因子が、濃度濃ければ、骨芽細胞をどんどん走ってきます。

結果、メンブレンなら覆われた空間の血餅内では、より早い骨の再生が進みます。

・自己血液を遠心分離でフィブリンを抽出するPRGF
・成長因子を人工骨に混ぜる など

骨の再生するメカニズムに沿った加速するシステムを、同時併用することで昔よりも早い骨再生を期待しています。

また、インプラントと骨の間に骨が新製することで骨結合する。ことがインプラント結合となるのですが、骨の再生を促すためには、インプラント体の表面にも工夫がされています。

ハートフル歯科で使用するバイコンインプラントの表面には、骨誘導能のあるアパタイトコーティングがされています。骨側から骨の再生が起こるのが普通ですが、骨誘導を持つ、バイコンインプラントでは、インプラントたいの表面からも積極的に骨を誘致してより早い骨再生を促します。

骨は、簡単には出来ません。
骨の再生可否が、今のインプラントの予後や、出来る、出来ないを決めます。

インプラントと骨にまつわる知識が、インプラント外科医には求められています。

そういう知識が、テクニックを持って歯科医師でありたいと思い知識の確認の意味でこのブログを書いています。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

 

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科