以前、交通事故で破折した方の神経保存療法(MTA)の治療の様子をブログにアップしました。(https://e82.jp/blog/takayoshi-shimoda/17056)

その後のセラミック治療までの流れをお伝えします。

神経の断面に詰められたMTAセメントは、24時間かけてゆっくり硬化します。

その間に唾液に感染しないようにプラスチックで封鎖しておきました。

翌週、軽く麻酔をして、仮のプラスチックを削って除去した様子です。

真ん中に見えるのが白いMTAセメントです。

しっかり硬化していることが確認されました。

その後、土台を作り仕上げをして型を取ります。

境界線に印をつけるために、黒い糸を入れてあります。

嫌いなものを入れるポイントですね!

カメラで歯形撮り、60分後に完成です。

麻酔を少ししかしていなかった為に、装着時には、麻酔が切れてきました。

なので、風(エアー)をかけると「しみる」」と言われてしまいました。

しかし、治療の結果、神経が一部切断されましたが残っていることが確認されたのです。

その事を患者さんに伝えて、神経保存療法が成功した事を一緒に喜びました。

セラミックを装着後に、隣の欠けている部分をプラスチックで補修して治療を完了しました。



ネットを見て、神経保存を期待して来院された方でしたが、初診を含めて3回の来院でキレイに治療は終わりました。

良かったです。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科