こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

本日は、ハートフルでの自主練習の様子をお伝えします。
研修先を選ぶ際に、どのくらい勉強会や練習に当てられる時間があるか、重要な項目かと思います。

いきなり患者さんを相手にして治療できるわけはなく、練習が必要です。早く手を動かせるようになるために、スキルの上達を目指していきたいところです。

ハートフル歯科は18時30分の診療終了とともに退勤となりますので、病院は閉まってしまいます。そのため、診療後に病院内で練習することはできません。
私はお昼休みの休憩時間を使って練習していました。
休憩は14時から15時30分まであるので、昼食を取った後でも十分時間があります。

練習する際は、病院内にあるものを好きなように使うことができます。
石工模型、抜去歯を各自準備し、インレー形成、CR修復、根管治療など可能です。
マイクロスコープは各ユニットにありますので、研修医同士で取り合いになることもありません。

今年の研修医の先生も自主練習に励んでいます。



形成練習など行ったら、指導医の先生にチェックをお願いすることができます。
先生方は的確な指導をしてくださるので、私もそのおかげで成長できました。

その際に、口腔内スキャナーで読み取り、形成面を拡大して確認することが可能です。
小さい歯牙では見えにくいですし、指導されている時も、形成面のどの部分の話をしているのかわからないことがあります。
それをモニターで見ながら、先生や技工士さんに教えてもらうことができます。

これは昨年私が練習して撮影したインレー形成のスキャン画像です。
その際は、ショルダー幅やテーパーなどについて指導してもらいました。


次の日にはそれに注意してもう一度形成しました。
技工士さんには、しっかり上達しているよと言っていただけました。
データで保存してあるので、自分の成長の過程や癖などいつでも確認することができます。


練習はやりたい人のみが行っており、やらないからと言って嫌な顔をさせることはありません。
それぞれのペースで成長していける環境があると思います。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科