こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

ハートフル歯科の臨床研修指導医である本山先生が、日本歯内療法学会の専門医となりました。
当院には根管治療希望の患者さんが多く来院され、セカンドオピニオンの患者さんも多いです。
みなさんマイクロスコープやラバーダムなど、設備の整った環境での治療を希望されています。
そのため、根管治療に向き合う時間が多くなっています。

日本歯内療法学会の専門医は2022年4月の時点で224名いらっしゃるとのことです。
この人数を聞いた時には、意外と少ないのだなと思いました。
専門医になる道は厳しいことが想像できます。

その条件をまとめてみました。
・日本歯内療法学会に5年以上在籍
・指定された研修を受講
・5例の症例報告
・2名の専門医または指導医の推薦状
・書類審査、対面審査、筆記審査に合格
・認定研修施設に常勤として5年以上勤務または、7年間の学会認定臨床研修の履行

以上が専門医取得の条件となります。
やはり簡単には取得できませんね、、、

本山先生は普段の多くの臨床に加えて、何年も前から準備をされてきたとのことです。
その際当院のようにマイクロスコープ などがあると、診療の記録を残すことが容易にできるため、認定条件の症例を集めるのが効率的だったとのことです。

私も研修医の時はもちろん、現在でも臨床について相談させていただいています。
最初は研修医の５月くらいに、根管の穿通のさせ方を質問したのを覚えています。
最近は難治性のものや、パーフォレーションリペアについて教わっています。
今後も何か迷うことがあった時は、相談させてもらいたいと思っています。

研修医希望の皆さんも、専門医の先生がいる環境というのは魅力だと思います。
私も研修先で考慮するポイントの1つでした。

日本歯内療法学会には本山先生に続き、今年から私含め他のドクター陣も入会しました。
専門医が取得できるように、頑張っていきたいと思います。