歯科研修医「新型口腔内スキャナー導入」
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
ハートフル歯科にMEDIT社の新型口腔内スキャナーである「i700 wireless」が導入されました。
本日は、その紹介と、感想をお伝えしたいと思います。
この機種は、私が昨年末に韓国研修でMEDIT社の見学の際、見させていただいたものです。
当院ではそれを2台購入し、先月4月についに導入となりました。
導入初日にはMEDIT社の社長が当院を訪問され、日本でのCAD/CAMの使用のされ方を見学していかれました。
i700 wirelessの特徴はやはり、コードレスなことです。
今まで使用していた口腔内スキャナーはどれもスキャナーとパソコンをコードで繋がなければいけませんでした。
コードがないことで、患者さんの頭の上での取り回しがしやすく、ユニット間での移動も簡単に行えます。
韓国での見学時には多少触れた程度でしたので、ある程度の使用感しかわかりませんでした。
今は自由に使えますので、スキャンの練習をしたのち、実際に1 day treatmentで使用しました。
普段の臨床でスキャナーを使っていて大事なことはいくつかあります。
・口腔内での操作がしやすいこと
・撮影時の焦点が合いやすいこと
・歯の遠心面などの影になっている部分の撮影のしやすさ
これらを確かめてみました。
まず、スキャナー本体は軽く、口腔内に入れるヘッド部分も小さいため、操作しやすいです。歯の遠心面まで回り込めます。
撮影深度は12〜23mmまで調整でき、とても良かったです。
そのほか、メタル部分撮影モードや、出血部位撮影モードなどありました。
コードレスなスキャナーを使うことは、デジタルデンティストリーの最先端を感じることができました。
MEDITの口腔内スキャナーの特徴は、コードレスなだけではありません。
印象を取るだけではなく、そのデータを用いて様々なアプリケーションと連携させることができます。
たとえば、矯正のシミュレーションをしたり、プロビジョナルをデザインしたりすることができます。
今後は、そのような機能も使いこなしていければと思います。