バイオセラミックシーラーについて②
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
前回のブログで、根管充填の意義と、その使用材料についてご説明しました。
神経治療をした歯の中は、薬剤で緊密に埋めることが大切でしたね。
今回は、そのバイオセラミックシーラーを実際に使用しているところを動画で見ていきましょう。
このシーラーは保険適応外の治療となりますので、自由診療となります。
費用は20万円から22万円です。
(前歯部:自費根管治療7万+セラミック代12万
小臼歯部:自費根管治療10万+セラミック代10万
大臼歯部:自費根管治療12万+セラミック代10万)
本日の症例は、右上6番の根管治療です。
根管治療を始めたばかりは痛みなどの症状がありましたが、
ニッケルチタン ファイルによる丁寧な根管形成により、症状をなくすことができました。
症状が治れば、根管充填を行うことができます。
動画は、根管の中に問題がないことをマイクロスコープで確認したあとからになります。
シリンジにニードルをつけ、シーラーを根の中に入れていきます。
薬は根の外に押し出さないように適切な圧力で注入していきます。
シリンジを使えるので、根の中に置いてきやすく、治療する側の処置としても非常にシンプルです。
根の中をシーラーで満たしたら、ガッタパーチャポイントを入れていきます。
薬剤を入れる処置は短時間で終わる為、治療中の感染も抑えることができます。
動画の症例では、根の先端まできれいに埋めることができています。
最後にレントゲン写真で、薬の詰まり具合を確認します。
根管の中に白く写るシーラーが、きれいに入っています。
後日、治療後の痛みが出ていないことを確認し、被せ物を入れる治療を行いました。
当院のワンデイセラミック治療により、1日で被せ物が入ります。
根管治療からセラミック治療まで、通院回数は4回でした。
スムーズな治療ができたと思います。今後も予後をしっかりと見ていきます。
今後も、良い機械、材料を使って治療に向き合っていきたいと思います。