こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

10月15日の日曜日に、2023年度の日本歯内療法学会の認定臨床研修会が行われました。
昨年はコロナの関係でzoomでの実施でしたが、今年は対面で実施されました。
東京駅近くの会場で、朝9時から17時までの研修会です。
これは毎年開催されているもので、専門医になるために必要な条件のひとつとなります。



1日で4名の先生の講義を受講しました。
内容は、
歯の漂白法
ポストやコアの除去法
歯の挺出法
歯内療法後の修復法
の4項目です。

講義は1日がかりでしたので、久しぶりに大学の講義の雰囲気を思い出しました。
内容はもちろん、より臨床に則したものになるので、たくさんの症例写真を見ることができました。

歯の挺出法(エクストリューション)についてはハートフルでも治療を行なっています。
抜くしかない歯を残すために、歯肉縁下の残根状の歯質を矯正力で引っ張り上げる処置ですが、
治療期間が2ヶ月ほどかかります。

矯正力をかけると同時に、歯肉の処置をしてあげると、治療期間の短縮が可能とのことです。
今後そういったオプションも行っていければと思いました。


専門医になるために必要な条件はいくつかあり、以下になります。

・日本歯内療法学会に5年以上在籍
・指定された研修を受講

・5例の症例報告

・2名の専門医または指導医の推薦状

・書類審査、対面審査、筆記審査に合格

・認定研修施設に常勤として5年以上勤務または、7年間の学会認定臨床研修の履行

また、2024年度以降の専門医取得の条件として、マイクロスコープを有することが条件に追加されるそうです。
当院はマイクロスコープがありますので、問題なく条件は満たしています。

これで私は認定臨床研修会の2回目を無事に受講することができました。
研修会終わりには、下田理事長と、専門医の本山先生と一緒に1日を振り返りながらご飯を食べました。
専門医を目指し、あと5年間頑張りたいと思います!

医療法人社団徹心会ハートフル歯科