先日、診療後に院内インプラント勉強会を行いました。

前回に続き、今回も私が発表を任せていただきました。

テーマは、1月に福岡で柴原先生のもと学んできたオープンバリアメンブレンテクニックです。今回は、先週実際に行った症例をもとに共有しました。

院内勉強会で発表している様子。スタッフも真剣に耳を傾けながら参加してくれました。
まず、この術式の基本概念から整理しました。

オープンバリアメンブレンテクニックは、低侵襲で比較的簡便に行える骨増生法です。

従来の骨増生では、骨補填材とメンブレンを使用した後、創部を完全閉鎖するために減張切開を行う必要があります。しかし減張切開を加えることで、

・術後の疼痛
・腫脹
・神経障害のリスク

など、侵襲が増す可能性があります。

このスライドで紹介している、Cytoplastという膜を使います。

この術式では、無理に閉鎖創を作らず、創部をコントロールしながら治癒を促します。

軟組織への過度な侵襲を避けながら、骨増生を図ることができる点が特徴です。

症例発表では、

・切開線の設計意図
・骨補填材の填入範囲
・メンブレンの配置
・露出を前提とした創部管理の考え方

について、写真に図を加えながら説明しました。

発表後には、理事長からインプラント治療を免疫学的視点で捉える講義がありました。

インプラントが骨内に埋入されたとき、それが単なる異物ではなく、生体の一部として受け入れられるためには何が必要なのか。

生体反応を前提に術式を考える重要性を改めて学びました。

外部で学んだ内容を院内で共有し、さらに議論を重ねる。

この積み重ねが、日々の臨床の質を高めていくのだと感じています。

今回も発表の機会をいただき、自身の理解を深める貴重な時間となりました。今後も学びを還元し続けていきたいと思います。



遠藤和樹
医療法人社団徹心会ハートフル歯科