ハートフル歯科医院では、ランチの時間を利用して院内セミナーを時々開催しています。

お昼休みに拘束はできませんので、あくまで自由参加です。

参加してくれる人には、ささやかながらお弁当を支給しています。

ノーベルバイオケア社の営業の方から、使用方法などの指導を受けました。

インプラント手術の歴史と未来と評することスライドでは

1.フリーハンド
2.サージカルテンプレート
3.ダイナミックナビゲーション
4.ロボットアシスタント
5.フルロボット

の5段階に分かれていて、今その三段階目に入ったと講義がありました。

ナビゲーションと言えば、カーナビを思い出します。

1990年代初頭に、30年前に初期のカーナビを買った友人の自慢げに見せてもらった画像を今でも鮮明に覚えています。

ただ、精度がイマイチでした。

国道を走っているのに、20m隣の路地を走ったり、橋を通ると川を横断したり、トンネルを通過すると、海や山の中だったりしました。

そこで、地図で十分だ。

50万なんて高過ぎるという議論があり、数年間は廃れていきました。

1990年代後半、僕が大学を卒業するころ、初め買った車に喜び、カーナビを後付けしたものは、すでに現在の精度に近いものとなっていました。

技術革新を感じたものです。

出始めの精度に不安を感じて、アメリカ発売直後にボストンで講義を受けて感動しましたが、その数年後に発売されたX-Guide は、購入しませんでした。

日本は、医療機器の輸入が難しく、数年遅れて、型落ちを買うことになることが多い事も不安でした。

しかし、その後継機は、発売がほぼ同時になります。

新しい機械ではなくなるからです。

そこで、X-Gurde2 になり、精度が上がり、ハード面の問題点が改善していることを確認して導入しようかなと思っています。

ペットボトル大のセンサーを口側やドリル側に取り付けて、位置関係を把握します。

その大きさが変わると良いと思いますが敵の技術なので数年で解消されると思います。

次のモデルに期待しましょう。

この機械は、CTデータと実際の患者さんの口腔内を空間認識して、ピンポイントのドリル操作を可能してくれます。

地図(CT)と衛生からの電波から計測された実際の位置、方向(センサー)を察知して、ドリリングを誘導します。

運転するのは、術者ですよ。

道案内するカーナビと同じ原理です。

誤差ゼロをうたっていましたが??

そこまでは、今の僕からは、懐疑的です。

カーナビの進化は、
1.位置情報の正確さ
2.方向転換時の位置修正速度
3.地図の更新頻度
4.渋滞を加味した、道案内

などに分類して考えられます。その進化の全てを享受して、今ではGoogle map として、スマホで利用できるようになりました。

インプラントナビゲーションも同じようになるのでしょうね。

未来のカーナビの進化は、カーナビ→運転サポート→自動運転→ロボタクシーそっくりです。

テスラ好きの僕としては、そろそろ運転サポート=ダイナミックナビゲーションの世界を体験してみたいと思います。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科