ハートフル歯科医院は、セレックによる、セラミック治療を始めて16年目に入ります。

ベテランの域に達しているのではないかと自称しています。
黎明期から、3万本以上の経験値が存在します。
予後についても、リサーチしていて、5%程度破折や脱離などがあります。
世界的なデータと一致しているので、正統派ではないかと思っています。

破折したセラミックが、そのあときれいに剥がれ取れたので、少し考察します。

このセラミックは、削ってみた結果、emaxという硬いセラミックでした。
しかし、破折していました。

これを,現状から考察すると、

1.破折している
→セラミックの厚みが取れていない
2.除去しようとしたら、振動でポロリと外れた
→接着していない
3.接着剤が、セラミックにへばりついている。
→歯質側の接着に問題あり

・接着操作がうまくいっていないのか?
・削り方がまずく、セラミックの厚みが足りなかったのか?

セラミック治療成功の秘訣は、
「形成、防湿、接着」と言われていますが、その三つに問題がある可能性を感じました。

今回は、同じセラミックですが、僕が責任を持ってやらせていただきます。
5年間の保証は、自信からの裏付けです。
お任せください。と同じ素材でやり直しをしました。

 

【ハートフル歯科医院は、セラミック治療を標準的な治療として捉えて、毎年社員教育を行っています】

ハートフル歯科医院では、毎年新人教育の一貫で大学の夏休み期間に合わせて、歯学部6年生をインターンとして招き、今年の新人ドクターに、1日かけてCAD/CAMセラミックセミナーを開催しています。

ヨシダ社シロナ社の講師経験を持ち、CAD/CAM学会理事、指導医の理事長が、1日講義と実習を行います。

今年も来年の研修医希望の方の中からインターンとして数人参加してもらいます。

 

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科