唇側の歯質に穴が空いている歯根の修理
マイクロスコープを見ると黄色いところから出血をしています。
通常は抜歯の症例です。
しかし、根管充填をしたあと、黄色い部分をうまくMTAセメントという特殊な修理材を選択的に充填することに成功しました。
ガッタパーチャと言われるものを使って、壁面に擦り付けるように充填しました。
赤いところに、MTAが詰めてあり、歯肉が見えなくなっています。
MTAを使い、根管壁からの出血を止める手技は、日本でも一般的になってきましたが、こうやってしっかり手技を公開している施設は少ないものです。
日本中にマイクロスコープを持つ歯科医師の先生方が増えてきています。
道具は、使いこなせてこそ意味があります。
だからこそ、これからも発信していきます。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科