後輩の臨床研修
歯科大生は、国家試験を合格して、臨床研修医をすることになります。
私立の子は、昔と比べて合格率がさがったこともあり、勉強で苦労する傾向があるそうです。
進級できずに留年する人。
卒業できない人。
国家試験に合格出来ない人。
僕にしたら、ただでさえ長い6年間の学生生活が更に延長すると言う由々しき事態です。
浪人して入学する子、30才で国家試験合格という子も数多く出ています。
長男が高2になり、同じ仕事をしたいと言ってくれています。
そんなお父さんになると、学生生活や国家試験の実状が気になります。
自頭次第だと思いますが、苦労している子がいることを考えると心配する親の心です。
今年の6月頃に大学の後輩が臨床研修を途中で止まっていて困っていると相談されました。
せっかく苦労して合格したのに、卒後教育の部分で苦労しているらしく、かわいそうで仲間内をあたり、臨床研修先を探しました。
普通は途中参加ができないので大変でした!
幸い僕の友人には詳しい人がいるので相談をし、同窓で友人の歯科医院が研修を受け入れてもらえることのなりました。
行き先に困っている時に会った後輩は暗そうに見えましたが、今回送られてきた写真では明るい笑顔が写っていました。
人は、環境が育てます。
種のようなものです。
水、温度、栄養が整えば、土=環境が合えば、すくすくと成長します。
後輩も新しい環境の下、同窓の友人からの陽の光を浴びて、すくすくと成長する姿を想像することができました。
彼女の笑顔にほっこりしながら、彼女の成長を確信しまいました。
次の会うときに、立派な歯科医師になっていることだろう!
がんばれ、歯科医師1年生!
全ては、歯科業界の未来のために・・・
下田孝義