金属と歯質の接着には、いつも不安があります。

数年の時間が経つと、金属と歯質の間の接着剤が、溶けてなくなってしまいます。

だから、隙間風のように食べカスが入り込み、細菌が繁殖して、むし歯ができます。

見にくいですが、黄色丸の下に隙間ができている。

針を引っ掛けると取れてきました。

接着が効いていない為、外れます。

そして、隙間からむし歯菌が繁殖し、点状に真っ直ぐ深く入り込んできてしまいました

これが銀歯の下のむし歯の特徴です。

ハートフル歯科医院では、銀歯と歯質の隙間を拡大鏡やマイクロスコープで確認していますが、目視で確認できない所もあります。

定期的にメンテナンスを受診している方には、隙間が大きくなってきたら、介入するようにしています。

そして、なるべく患者さん の歯質を残したいと思っています。

セラミックの歯の場合は、歯質とセラミックの接着が、安定しているので隙間が起こりにくいものです。

定期的なチェックは、健口生活につながります。

これを機会に、ぜひ一度近くの歯医者さんに口腔内のチェックに行ってみて下さい。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科