インプラント体は、製造から実際のオペに使われるまで数ヶ月経つと言われています。

その間に空気中の炭化水素を表面に吸着すると言われています。

その結果、インプラント体の表面は、疎水性となってしまい血液と馴染みにくい状態となってしまいます。
細菌に感染しているわけではないのですが、骨結合が起こりにくくなってしまっています。

そこで、以前より紫外線によって炭化水素層を除去する装置がありましたが、15分以上かかるので下火となってしまっています。

しかし、紫外線からプラズマ照射に変わることで1分間で炭化水素層は除去されるようになりました。

何やら怪しい色合いですが、このネオンカラーが、プラズマ照射中の様子です。

プラズマ処理されたインプラント体の表面には、手術中に骨にふれた瞬間に血液が染み込んでいきます。

実際にチタンに染み込むわけはないのですが、ザラザラのインプラント表面が吸い上げられるように濡れていきました。
(永田くんが動画から写メしてくれます。お願いします。)

最速インプラントとして、手術後、8週間で本歯を入れるようになりました。

コンスタントに結果を出す為に、
従来の初期固定(45N.ISQ70以上)だけでなく
手術中に、プラズマ処理されたインプラント体を使用することで骨芽細胞が血液を介して馴染ませます。

さらに、骨芽細胞のミトコンドリアの活動を活性化させる理学療法(光機能)を取り入れていきます。

テクニカルスキル=初期固定 だけでなく、生体反応として、骨結合が早く進むメカニズムを組み込む事で、確実な骨とインプラント体の骨結合が発生するようになりました。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科