バイコンインプラントスタディグループと名前を頂き、海外研修6回目となるローマ研修を実施しました。

初めてのローマ、久しぶりのヨーロッパという事で、スリなど過度に緊張しながら過ごしています。

ローマの開業医さんからは、新しいロングネックのアバットメントについて活用法を習いました。また、スキャンアバットメントの開発の意図を指導されて使い方が違っている事が理解できました。

スキャンアバットメントは、昨年12月に発売されて口腔内カメラで撮影すればセラミックの歯ができます。もいうだけのものだったので詳細について分かっておらず、想像で少し使用していました。

今回のツアーで、抜歯即時埋入時、角化歯肉がある場合のパンチアウト時に使用すると有効な事が分かりました。

ローラ先生からは、骨空洞に関しても講義がありました。中高年の女性に多くCTには、写らない骨空洞の存在やその際の対処法についてレクチャーがありました。
たまたま、先月そういった症例にあたり、切開線が、予定外になり歯肉の治りの悪い症例に遭遇していたので、対処法の確認となりました。

結局、CTに写らなければ、現場で対処するしかないのですが。そういう場合もあり、一定数いるという論文が供覧できたのがよかったです。

今回は、ハートフル歯科医院の歯科技工士の永田君がスキャンアバットメントとラボソフトについて発表しました。
ハートフル歯科医院にある、日本てよく使われているラボソフト3種類の特徴について、メデット社のカメラで撮影する際のAi認識について動画を交えて講演をしました。
モーガン社長からもお褒めの言葉をいただき、スキャンアバットメントの新しい仕様についての提案を聞いてもらいました。
すぐに開発してくれるそうです。

モーガン社長からは、トリニアという素材の繊維を90度曲げたものをセラミックの支柱に使ったらどうだろうか?という提案のプレゼンを聞きました。

口腔内の環境で根管充填直後に撮影して、強度と靭性のある素材で当日封鎖するのは、歯科治療の良好な結果得るために重要な要素となります。

そのために従来の素材では、諸々の問題があり、現在のファイバーポストに行き着いているのですが、その問題点の解決が可能な素材として新しい治療の可能性を感じる事ができました。
友人の上松先生が盛り上がってきましたので、その知見を待ちたいと思います。

明日の臨床にすぐに役立つ学びの中、時差ボケ解消とホテルの近所を散策しましたので、報告します。

これは、トレビの泉です。
初めて見ました。
キレイで、ダイナミックなサイズ感、圧倒されました。歴史と伝統を感じました。
後ろ向きにコインを投げて、うまく入るともう一度来れる。という言い伝えがありますが、ローマはもういいやと思い投げずに帰りました。もう、行かないと思います。笑

これは、スペイン広場です。
最新のミッションインポッシブルでトムクルーズが、フィアットで転げ落ちるシーンの場所だったのでちょっと興奮しました。

テレビや映画で見たシーンの景色が、続くので興奮の連続でした。

ゴットファーザー1.2.3
グラディエーター
ローマの休日
天使と悪魔(ダビンチコード)

など

僕は、昔は、映画好きだったんです。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科