筋電図の結果が、姿勢によって、検査値が変わるのか実験をしてみました。

夜間のくいしばり、ブラキシズムの再現が大切なのではと、ユニットを倒して計測すると足が踏ん張れないので数字が下がってしまうことが分かりました。

結論としては、足の折れないユニットでは、継続しないということです。

ユニットに寝ている

立位

座位

座位が1番強い 咬合力が出ている。
再現性を上げるために、
「両足がしっかりとつく姿勢」
で必ず計測する必要があります。

咬筋の過緊張によって、発生する筋電図の計測値は、咬合力を見える化可能です。

歯科治療の予後を考える上、大切とされる
「力と炎症」のコントロールのうちの力に該当します。

昨年まで、力とは、均一な咬合、適切な側方運動の概念しかありませんでした。
そして、夜間のブラキシズムは、家族の方から何か言われませんか
という非科学的な問診でしか聞き取りは出来ません。
また、クイシバリに関しては、調べようがない。

今は、この筋電図で歯ぎしりやクイシバリが、計測値で表現できるので患者さんとのコミニケーションツールにもなっています。

セラミックが割れた、歯根が割れた、経験を持つ方には、筋電図の測定をお勧めします。

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科