筋電図とボトックス治療の必要性については、過去のブログで紹介されています。
その効果について今日は、書いていきます。

セラミックが、10年を過ぎてから、8本中3本が破折してきた、原因を探っていましたが、1本は、明らかに形成のエラーでしたが残りの2本は、咬合ではないかと思うようになりました。

セラミックが割れてくると必ず分析をしています。
形成か?接着か?素材の選択ミスか?
10年以内に5%以下であれば、世界水準で合格なので、ハートフル歯科でも多くはありません。
しかし、破折したものに関しては、次につながるように対策を常に検討しています。

僕は、術前筋電図の最高値が370mv程度でした。
成人男性は、150mv以上では大きいとされているので充分に咬合力が強いとなります。

そこで、ボトックス治療を受けました。

治療開始、3日後に筋電図の再測定を行いました。

160mv に減少していました。
たしかに強くて噛み締められる感じがしています。
食事に困ることは、全くありませんので誤解のないように。

ストレスがあるとくいしばり=悔い縛りが怒るって事ですかね?
くいしばりで睡眠障害になっていたり、顎が痛い、歯根破折、セラミック破折になるのであれば、治療対象で良いと思いました。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科