青森から戻ってきた、研修医の先生に4月以降の朝勉の再会をしています。

国家試験で学んでいることの上に、臨床的に気をつけることを教えています。

これは、神経治療をする際の歯の削り方です。
右の歯と左の歯は、左右対称に削るのではなく、右利きの歯科医師だからこそ、左右おなしように削るんだよ。って話です。
教科書には、載っている図式なんですがその意味を教えてもらえていません。残念ながら。

国家試験を意識する授業と臨床でまとめられる教科書では、臨床は、卒業してから覚えてくださいと、省かれてしまう場所です。

 

そして、もう一つ
国家試験では、フレアー形成と習う部分ですが、海外ではストレートラインアクセスと参加した形で歯の治療をしています。
ストレートラインアクセスでは、フレアー形成と似ていて差がわかりにくいので、ハートフル歯科では、外側ファイリングと教えます。

詳細については、省きますが、
30年前の僕の教科書と今の研修医では、白黒とカラーの教科書で中身はほとんど変わっていません。
国家試験は、医科の内容が含まれて難化していますが、臨床は、そんなに変わっていません。
もちろん、CAD/CAMやマイクロスコープなど大きく進化しましたが、基礎は変わらないと思っています。

そんな中で、変わってきたものと変わらないもの。それをしっかりとわかりやすく説明する。
それが、朝勉の内容となります。

臨床家と生きることを決めた研修医として、ハートフル歯科に席を置く2人の先生には、一緒に働きながら勉強してもらいたいと思っています。

未来は、2人の研修医のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科