往診での様子2
この方は、入れ歯が合わないと言うことで、
その結果食事が、きざみ食から、
体重も少しづつ増えて44kgになりほっとしていました。
その数ヶ月後、突然ですが入院してしまいました。
誤嚥性肺炎になり、1ヶ月の入院です。
なんとか一命を取り留めて、
体重は、35kg に減って
経鼻チューブから、栄養剤での食事に変わってしまいました。
一回のエネルギー量が200kcalの栄養剤を流し込み、
しかし、
誤嚥性肺炎や胃瘻をする前段階では、有効ですが、体力、
入れ歯で噛めるようになったから、食事が進み誤嚥性肺炎になり、
誤嚥性肺炎予防で、経鼻チューブになり体重減
入れ歯がなかった方が良かったのか?
入れ歯で噛める≠食事ができる
の典型例と感じました。
先週の口腔機能低下症の講義を受けて、
このように噛めるようになったら、誤嚥性肺炎になる。
嚥下の機能が低下してきたら、
全ては、患者さんの未来のために・・・
下田孝義