毎年、九州支部会には、参加しています。いつも面白い内容に刺激をもらっています。

9時には、準備もあるので行こうと思い会場まで歩いていると、いきなり一蘭本店の前にすごい人だかり。
8時半から、インバウンドの方が並んでいました。

おっと、並ぼうとしましたが 時間の都合もあり、そういえば吉祥寺にもあるしなぁ。
と会場に足を進めました。

今回の気になる講演は、デジタルデンチャーです。
ハートフル歯科医院でも、デジタル義歯には取り組んでいますが、なかなか講演するまでには進んでいません。
そこで、何かのヒントをもらいに福岡まで

DENTCAというソフトを使用していました。

総義歯の配列は、時間がかかるものと理解していました。
正中と咬合平面、人工歯の形、配列方法を決めるだけで、デザインは、Aiが、やってくれます。
15分で基本情報を入力するとデータセンターでその続きをやってくれて、45分後に出来上がってくる。
そういう流れでした。

これってめちゃくちゃ早いです。

Aiデザイン、プリンター出力に白とピンクを別々に出力するなど加えて合計4時間程度で完成するそうです。
これなら、即日で完成も可能となりますね。

その中で人の手が必要になる時間は、65分程度となります。

これが、デザインソフトの様子です。
患者さんの基本情報を入れると、あとはお任せで出来る。素晴らしいですね。

総義歯を作れる歯科技工士さんが減っているので、デジタル義歯は、その救世主となることでしょう。

ソフトは、無料ダウンロードで、一回デザインすると課金されるそうです。

将来で気になったのは、グラグラの歯を口腔内スキャナーだけで、撮影して、そのままデータ上で抜歯して作ったそうです。

現状は、外注の歯科技工所に依頼して3週間かかります。
アナログ技工は、特別な技工の機械が必要でハートフル歯科医院の技工所では対応していません。
しかし、今回、3Dプリンターを使用した総義歯の作成に関して知見を得たので院内に切り替えて1週間程度の納期で作れるように変更したいと思いました。

グラグラで噛まない。
勇気を持って来院したのに、1ヶ月も結局なんもしてもらえないと誤解されないように。
また、なるべく早く食事ができるようにしてあげたい思っています。

今回のブログ記事を通じて社内共有をはかり、前向きに対応していきます。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科