5D ImagingシステムのMetal Artifact-Free機能は、インプラントや補綴物、金属冠などによる画像の乱れ(嘘像)やアーチファクトを最小化し、周囲の歯や骨構造を正確に可視化する技術です。
従来もこのアーチファクトを消すソフトはありましたが、そんなに消えていませんでした。だから、手術近くの金属を外してからCTの再撮影をしてたのが現実です。

従来のCTでは、金属製被せ物やインプラントがあると、周囲のX線の散乱や反射によって、歯根や顎骨の詳細構造が見えにくくなることがありました。これをアーチファクト=嘘像といいます。

ソフトウェアの進化により、金属アーチファクトの影響を補正し、歯、周囲骨、神経経路を明瞭に表示できようになりました。

インプラント埋入や抜歯などの外科処置において、大きな治療効果が得られることでしょう。既存補綴物周囲の骨吸収や病変もはっきりと見えるようになります

我々歯科医師は金属によるアーチファクト=嘘像に悩まされることなく、安全な診療が可能になります。

Metal Artifact-Freeは、従来の見えない制約を克服し、5D Imagingシステムの高度な診断精度を支える重要な新機能と言えるでしょう。

全ては患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科