「Intuitive Visibility Control」では、口腔内の主要な解剖学的構造を簡単にON/OFFできる機能が搭載されており、顎骨、歯列、軟組織などを必要に応じて選択的に色分けで表示できます。これにより、従来のCT画像やパノラマ像だけでは得られなかった立体的な画像が見られた、色分けされることで更に分かりやすい画像へと変化します。インプラント埋入位置の把握や矯正治療における骨格分析において有効手段となるでしょう。

立体構築が容易であるため、患者への説明時にも理解しやすい情報提供が可能となり、インフォームドコンセントの質を高める、患者理解が深まる効果があります。

さらに「インテリジェントナビゲーション」機能では、治療中歯を自動的に関連断面を表示させます。

例えば、パノラマ像や3立体画像上で対象歯をクリックすると、その部位に応じた最適な断層画像が瞬時に提示され、臨床医は迷うことなく病変大きさや周囲の骨量を確認できます。

従来は断層面の調整を手作業で行っていたために、手間と時間がかかりました。

この自動化により診断時間の効率化が実現され、特に多くの患者さんを日々診ている臨床現場において大きなメリットとなります。スマートなレントゲン操作は、仕事のできる歯科医師へとアップデートされて見られるはずです。

このシステムは「直感的に操作できる可視化」と「自動化された断面ナビゲーション」の両立を特徴とし、診断のスピードと正確性を大幅に向上させます。インプラント治療、矯正治療、根管治療や外科的処置の診断支援にも応用可能となっています。

将来的にはAIによる自動解析との組み合わせによって、さらに高度な臨床判断支援を提供する基盤となることが期待されます。

この進化は、テスラの様にハードの買い替えではなく、ソフトウェアのバージョンアップで解決す為に、従来の様に数百万する設備の買い替えを伴う歯科医療の進化ではなく。ソフトウェアのアップデートによる進化に変化に変わるとしては、いつ買うかではなく。現行を先に買った人が常に最先端であり続けられる事が決定する。

買うタイミングを図る必要はなく、今でしょう!と考えるのは必然である。

今回のRAY社の講義を通じて、韓国のデジタル化の進化が止まる事がなく、世界に向けて発信されていることに注目していきたい。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科