破折歯を救え3 「口腔外接着法」
前回とはまた違う方の歯の接着治療の例です。
この方は、完全に割れていた!
大臼歯が、なく。
第2小臼歯までしか噛んでいない。奥歯がないという意味です。
(写真に血など写っているため、見たい方のみ「続きを読む」にお進みください。)
長年、大臼歯がない状態で食事をしていたせいでこのように完全に
頬側の骨が残っていたので、口腔外接着治療法の適用と判断した。
もちろん、大臼歯がないので接着治療をしたとしても、その奥歯と
口腔外で、スーパーボンドで接着された歯は、見事にピッタリとく
硬化後すぐに抜歯窩に戻した。
以前のブログにも書いたが、90度回転する方法もある。状況判断
口腔外接着法は、一旦は抜いてしまうので、骨と生着しない可能性
破折の原因は、色々ある。
しかし、多くの場合は、荷重過多状態だろう。
歯が足りないという過多もあるが、銀歯が減らないために相対的に
この方は、6番目の第一大臼歯にインプラントを入れることで破折
歯牙破折は、咬合=噛み合わせ の不調和から来るものが多い。根管治療後に歯質が薄くなって破折
状況は、千差万別。
なんとも言えない世界観ですね!
完成された感は、ありません。
破折歯の治療は、事前の審査、診断が大切です。
一度、見せて頂いて 「可能、不可能」が決まります。
接着治療は、「夢の治療」とも言えますが、「未知の治療」とも言
多くの経験の中で、これから世界的なコンプライアンスが取れてい
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義