歯科医師臨床研修「口腔内スキャナー撮影練習」
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
口腔内スキャナーが使いたくてハートフルで研修を始めましたが、その機会はすぐ巡ってきました。
実際に昨年の4月にはもう撮影していましたし、今年の研修医の先生もすでに撮影できるようになっています。
それまで触ったことがないものを、こんなに簡単に使いこなせるようになるのだと思いました。
それは指導医の先生が撮影のポイントを理解していますし、院内技工士さんが的確な指示を出してくれるからです。
スキャナーを使用する頻度が高いハートフルだからこそ、みんな当たり前に治療しています。
スキャナーで読み取りづらい歯牙の遠心、歯肉縁下などは当然あります。
口の開き方やスキャナーの傾け方、出血管理の仕方を学ぶことができます。
そんな撮影のコツを、昼休みに研修医の先生と一緒に確認しました。
撮影は支台歯のある歯列、対合歯列、バッカルショット(バイト)の順に行なっていきます。
慣れれば片顎15秒ほどで撮影できるようになります。
寒天アルジネート印象やシリコン印象にかかる時間と比べたら、圧倒的に速いことが分かると思います。
スキャナーは可動式ですので、医院に1台あれば事足りてしまいますが、南口院には現在3台の口腔内スキャナーがあります。
1日に診療しているドクターは3人のことが多いので、最大全員同時に使うことも可能です。
実際に、同時間枠に2列で使っていることはよくあります。
スキャナーの種類も豊富です。
矯正院のものも合わせると、シロナ社製の「Primescan」と「Omnicam」、ヨシダ社製の「トロフィー」、インビザラインでよく使う「iTero」などです。
種類によって特性がありますので、その違いも理解することができます。
ドクターによって好みもありますので、何が違うのか聞くのも面白いです。
研修医の時から口腔内スキャナーを使ってみたいという方は、ぜひ見学に来てみてください。撮影している様子を見ていただけると思います。