こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

以前ブログで、月に一回技工士ミーティングが開催されているとお伝えしました。
今回は、先日開催されたドクターミーティングの様子をお伝えします。
ドクターミーティングは現時点では定期的に開催されてはいませんが、今回の内容はインプラントの実習を行いました。
これもお昼休みの時間を使って、希望ドクターのみが参加しました。

学生の皆さん、いつかインプラントが打てるようになりたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
私も、インプラントは目標のうちの1つです。

上顎にインプラントを行う際に、骨量が足りない症例があります。
骨量を確保するためには上顎洞粘膜を破らずに上顎洞底の骨を切り抜いて、上顎洞底を挙上する必要があります。
その際に活躍するのがピエゾサージェリーです。

生卵の殻を上顎洞底骨、生卵の殻の内側の膜を上顎洞粘膜と見立てて実習を行いました。
理事長から概要の説明を聞いた後、実習スタートです。



何度もトライして殻を割っている様子です。
初めはなんのアドバイスもなくトライをし、失敗をしたら理事長からヒントをもらい、1つずつ課題をクリアしていきます。



何度か膜を破ってしまいましたが、最終的にはうまくピエゾサージェリーを使うことができました。

インプラントをかなりの症例数行っている理事長は、多くの経験を踏まえ、熱心に指導していただきました。
器具の持ち方、粘膜への当てる角度、力など、気をつけるべきポイントはいくつもあります。
これを実際に症例でやるとなると、視野も狭まり、時間にも押され、、、という状況になるはずです。

ピエゾサージェリーを使った練習など、各自いつでも練習できる環境がありますので、今後練習していきたいと思います!
ちなみに、インプラントの実習についてはこれとは別に、研修医のコースに組み込まれています。例年秋くらいに行っていますので、その様子も今後お伝えします。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科