こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

先日、研修医の先生がセラミックの形成とメタルの形成の違いを質問してきてくれました。
それについて、私なりの回答をさせてもらいました。

その質問をしてくれたお昼休みには、歯牙模型で形成練習を行なったようです。
それを口腔内スキャナーで撮影をし、院内のドクター、技工士さんにチェックをお願いして回っていました。

形成には決まった法則があり、ハートフルのドクターや技工士さんはみんな同じ説明ができます。
口腔内スキャナーで拡大すれば、説明する側も、教えてもらう側もやりやすいです。


形成面を見ると、私がつまずいていたポイントと同じミスをしていたりするので、それについてわかりやすく解説させてもらったつもりです。
「これだとショルダー幅が足りないよね」とか、「この形成でインレーをデザインするとなると、自浄性が悪いものが出来上がりそうだよ」とかです。

また、模型ではいくらでも時間をかけられます。
それが臨床では、治療時間も気にしながら形成しなければいけません。
練習でも30分の時間枠を頭に入れて行うようにアドバイスさせてもらいました。

質問されてそれに答えることで、知識の再確認にもなりました。
技工士さんからのアドバイスは、私も一緒になって聞きました。
指摘されたポイントについては、再形成をします。
0.1mmの世界で変わってくる世界ですので難しいです。

研修医の先生が一生懸命練習をしていて、その学ぶ姿勢に私も刺激されました。
私自身もより最適な形成を目指す必要があるので、日々努力していきたいと思います。

練習に使った歯牙模型は、最近院内の研修医の先生用に新しく購入したものです。
私の時にはなかったので、バケツと石膏模型で代用していました。羨ましいです、、、(笑)
口腔粘膜がありますので、より臨床に近い感覚で練習できます。
みなさんも研修医になったら好きなだけ使っていただき、形成の練習を行ってもらえたらと思います。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科