舌突出癖の治療
(金曜日は、キッズの日)
小一のお子様の前歯が生え変わってきました。生え始めて数ヶ月が経過したのに、うまく噛んできません。なんでかなぁ。と探ると、下を前に出す癖がある事が分かりました。
そこで、舌の先端の位置が、飲み込む時にどこにあるのか。舌の機能について、評価してみました。
舌の先端を上顎につける練習や
柔らかめなガムを噛み、上顎に押しつける練習などをする様にお話をしました。
家庭でのトレーニングから、嚥下、口腔閉鎖習慣を身につけて、「良い顔立ち」になって欲しいと思い指導します。
食べたり、話すたびに舌先がチラチラ見えたり
授業中にポカンと口が開いていると、利発そうには、見えませんよね。
耳鼻科の病的疾患でもない限りは、お口ポカンの習慣は、やめて貰いたいものです。
唾液検査に始まる、むし歯予防は、
定期的なバイオフィルムの除去、フッ素塗布、シーラントなどでかなり減少しています。
毎週金曜日のキッズの日も、ほとんど 機械的なバイオフィルムの除去を目的とする、お掃除です。
毎回、おんなじに見えるクリーニングでも、むし歯要注意歯が、現れたり。
乳歯が、グラグラに、まあ、生え替わりがあったり、永久歯が生えてこなかったり。
問題が勃発してくるものです。
毎週金曜日は、ほとんど 削るドリルの機械や麻酔の注射は、使いません。
その代わりに、一生懸命 お母さん方に声が枯れるまで話し続けています。
1年が過ぎて、生え替わり時の「見守り」の大切さを切に感じています。
以前、ブログにも上げた、生えて来ない永久歯は、半年経っても生えてきませんでした。
ぐらぐらしない乳歯は、動きません。
逆に、指しゃぶりをやめたお子さんの顔立ちは、変わってきました。噛まなかった前歯がもう少しで当たってきます。
小児歯科院の仕事は、完全に「歯を削る」ではなくなってきました。痛感しています。
「歯育て」教育の最前線だと、思います。
その柱となる、「歯育て」本もそろそろ発行が近くなってきました。
書き始めてからもう一年が過ぎてしまいました。
発売日が決まりましたら、お知らせします。
その内容を踏まえて、YouTubeも撮ろうかと計画しています。
年齢別、「むし歯予防」「歯並び予防」 のコンテンツをまとめていきます。
全ては、子供たちの笑顔の為に・・・
下田孝義