デジタル義歯の始まり
もう5年くらい前になるだろうか?
入れ歯をCADCAMで作りたい。
「要は、パソコンで作りたい!」そうはっきりと思うようになった。
日本で初めて〇〇社からデジタル義歯系のソフトを購入した。
しかし、何も使えなかった。
会社に聞いてもなしのつぶて。
お金は、払った。
しかし、入れ歯のデザインが出来るだけで出力が出来なかった。
そんな中途半端な製品を売る?
びっくりした。
その後もサポートがなかった。
本当に驚きながら数年が過ぎた。
過去に小さい銀歯をパソコンで作る!という話も、色々と悩みがあったもんだ!
全ては、時間が解決してくれた。
とりあえず、買ったソフトはお蔵入り。待つしかない。
パソコンを使った歯科治療は、“スキャナー、デザインソフト、出力する機械、材料=素材”の主に4点を連携して買い揃えなければ動かない。
メーカーの思惑、厚労省の薬事申請の都合で遅々として進まない。
今回、義歯ソフトとスキャナーは、現状では出力する加工機が別会社から発売されることになったので購入を決める。
素材はまだ買えるか分からないが、それは海外から個人輸入で手に入れることを考えよう。
この加工機を買えば、デジタル義歯が始まりそうである。
何事も一番くじが楽しく、使い方が多少難しくて燃えるものである。
2022年は、デジタル義歯元年としよう!
年末に来年の準備を怠らない!
それが、僕の考え方。
年末に仕込んでおくと、お正月に対策として、本を読んだり、動画を見て知識の整理や落とし込みをすることが可能だからだ。
デジタル義歯をスタートダッシュ!するために。
小さい銀歯をパソコンで作る
ブリッジをパソコンで作る
インプラントをパソコンで作る
矯正治療をパソコンで作る
最後、入れ歯をパソコンで作る
入れ歯は、歯科におけるデジタル化の最終章となるだろう。
楽しみは尽きない。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義