ミニ矯正で歯を残す!
前歯の差し歯が、古くなって、噛み合わせが少しづつ変化し、噛む力がその歯に集中してきて、歯質の一部が折れてしまいました。
ミニ矯正は、隣の歯にワイヤーをかけて、残った根っこに凸型のフックを取り付けます。
その間にゴムを張ると根っこが動き出します。
根っこの折れたところまで、歯肉の上に出てくると、新しい歯が接着できるようになります。
根っこが浅くなってしまうので、グラグラしやすいのが問題ですが、抜かないで自分の歯が残せるので大切な治療法です。
ワイヤーの接着剤が固まり、ゴムを張りました。
おっと、ゴムの位置が曲がっています!
ピンセットで移動させましょう!
真ん中に切れ込みがあり、そこが1番ゴムの安定させたい位置です。
張力があるので、ずらすだけで収まりは良いです。
3週に1回くらい、ゴム交換をします。
その後、歯肉の処理をして、2ヶ月くらいで仮歯にします。
痛みがなければ、その1ヶ月後くらいに本歯にします。
自分の歯が1番です!
歯を残すことに、今日も全力投球です!
全ては、患者さんとメンバーの未来の明るい笑顔のために・・・
下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科