通常のインプラントブリッジでは、インプラント4本で治療を行っています。
これをFO4といいます。

今回の学会では、FO3の長期予後についても語られて、10年以上の臨床報告が出た、となりました。

もちろん、テーブルのように安定する、4本の方が良いに越したことはありません。

3番の配置が広く取れるなら、アリなんだと思います。
ハートフル歯科医院でも、1例ですか、やむをえず FO3 にした症例があります。
3年が経過して、良好な状態です。

そこまでは、ふむふむと聞いていましたが

おっと!
FO1

1本でも、やっちゃうの?

費用の問題から、どうしても 一本しか出来ない患者さんに、FO1 の提案をやってみた!
という内容でした。
患者さんの笑顔の写真に象徴されるように、満足されているそうです。

おー。
そういうのもありなんだなぁと思いました。

イタリアでは、大きな学びの連続で、臨床に与える影響を感じています。
このFO1では、切歯管という、解剖学的に神経通る穴に、インプラントを埋める特殊な方法を取っていました。
治療の引き出しに入れました。
出番があるかもしれないので。

こうやって、ブログに残しておけば、忘れないし、興味を持つ方もいらっしゃると思います。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科