デジタル義歯には、3Dプリンター製の義歯とCAD/CAM製の義歯があります。

・治療義歯(3Dプリンター)を提供することで、入れ歯作製工程にPDCAサイクルを導入し精密な治療工程を確立できます。

 治療用義歯:型取りと噛み合わせ取得の際のテクニカルエラーを防ぐ)

 

・3Dプリンターの治療義歯は、白の単色となります。未重合層が存在し、プラスチックが接着しやすいために、形や噛み合わせの高さなどを何度も修正しやすいです。旧義歯をコピーした義歯を充分な修正後に本型取り、噛み合わせ同時取得に使用します。

・未重合層があるので、着色、プラーク(細菌層)が付着し、不潔になりやすいです。最終義歯にはなりません。

・重合変形のないCAD/CAM義歯を提供することで、『痛くない・噛める入れ歯』を作製することが可能です。

 

CAD/CAM本義歯は、完全重合体のため、変色、着色汚れが少なく強度があり、破損やすり減りが少ないです。製作時に変形がないために、修正後の仮義歯の辺縁や噛み合わせを再現し、調整が少ない入れ歯として、最終義歯を製作することが可能です。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科