インプラントの抜歯即時埋入手術が、PBM(光加速)を使用して進化した
インプラントイヤーブックに抜歯即時埋入の雑誌論文を書きました。
上顎の骨の薄い症例で、超音波切削器具を使いギリギリまで骨を削ぎ落とします。
上顎洞粘膜が見えることまで骨を削りました。
そこに直径6mm の大きなバイコンインプラントを入れますが、ガバガバで転がってしまいます。
球形のインプラントは、転がりやすいです。
そこで、人工骨を土留めとして隙間なく入れて、安定させて、コラーゲン膜を使い、蓋をして縫合しました。
人工骨の隙間を本物骨が埋めて、しっかり固まると噛めるようになります。
上顎骨は、柔らかいので時間をかけて骨化します。
待つ事も治療の一つです。
その間に歯が動かないように入れ歯を使ってもらいます。
抜歯即時埋入の術式進化しています。
光加速器を使用する事で自宅で理学療法を行い、骨芽細胞内のミトコンドリアに作用して細胞活性化させます。
隙間を埋める人工骨が、早く骨化するようになります。
年齢を重ねた女性には、骨の代謝が落ちる傾向にあります。
それを補う上でも、光加速による理学療法は、有益な処置となる。
抜歯即時埋入手術を雑誌投稿すると書きつつ、最前線では、そのさらに先をいく臨床が常に行われています。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義