5Dコンセプトがすごい理由 ベスト5

1. 骨格・歯列・顔貌を「一体化」できる

従来はCT(骨)、模型やIOS(歯列)、写真(顔貌)を別々に評価していました。
5Dではそれらを同じ座標で統合できるので、「骨格と歯列が顔貌にどう影響するか」を直感的に診断できます。

2.正中・咬合平面・咬合高径を「数値」で決められる

これまで経験や感覚に頼っていた要素を、CTと顔貌スキャンを重ねて解析することで、客観的に数値化。

総義歯や補綴治療で、再現性の高い設計が可能になります。

3.AIが診断を補助してくれる

セファロ分析や角度計測をAIが自動で行い、診断のばらつきを減らします。
特に矯正治療や外科的矯正の計画では、科学的根拠に基づいた判断を後押ししてくれます。

4. 患者さんへの説明が「見える化」できる

「今の状態」「治療後に予想される変化」を3D画像で提示できるので、患者さんが直感的に理解しやすいです。
インフォームドコンセントの質が向上し、治療への納得感も大きく高まります。

5. 将来の「完全デジタル義歯・矯正」につながる

コピー義歯+CT+顔貌スキャンの応用で、義歯でも正中や咬合平面を正確に再現可能。
将来的にはAIが設計し、3Dプリンターで義歯や矯正装置を作るフローへ直結します。

 

まとめ

5Dコンセプトは、単なる最新機器ではなく、「経験と勘」に依存していた歯科診断を、データに基づいて標準化できる 革新的な考え方です。
矯正・インプラント・総義歯と幅広く応用でき、日本の高齢社会における歯科医療の質を大きく引き上げる可能性を秘めています。

 

全て患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科