三鷹市 歯科の院長ブログ担当の下田です。

ハートフル歯科の白衣の歴史をひも解くと、患者さんから見た病院の怖いイメージを払拭したらストレスフリーになってもらえるか?と試行錯誤していたことを思い返します。
そもそも開業当初、ドクター白衣は、病院の象徴である白を避けた、紺の白衣を着始めました。
メンバーの白衣は、白衣というよりカフェのウエイトレス風でした。(ご存知の患者様は、懐かしいでしょう。。。)清潔感と親近感を感じていただければと考え、決めました。また、インナーも白い洗いざらしの物からボーダーのポロシャツへ変化していきました。その後、ドクターの白衣も暗い感じの紺から清潔感を増すように意識したスカイブルーへと変化したのです。
そして、ついに全メンバーが6月より、スクラブ(現在のVネックの白衣です。)になりました!

一般的に、白衣にはどんな歴史があったのでしょうか?
どこの病院でも、よく見かける白やピンクのワンピーススタイル(ナイチンゲール型)がイギリス、ヨーロッパから取り入れられたことをご存じないのかも知れません。
  明治時代には袴(はかま)姿だった看護婦さんが、欧米の影響を受けて動きやすいシャツとスカートとなり、昭和16年頃からはスカートも短くなり、より活動的に変化してきました。
これは、欧州から帰国した医師が、欧州の看護婦の白衣が非常に活動的だったのをヒントに改良したそうです。
外国の良いところは素直に真似して取り入れる、というのは、日本のひとつの優れた伝統だと思います。今また、白衣が進化する時が来たのだと思ってます。

アメリカでは90年代に入った頃から、従来のナース白衣(ナイチンゲールスタイル)に対する批判が高まってきました。
白、いかにも看護師、というスタイルは、患者様に知らず知らずのうちに恐怖感・緊張感を与えていた。スクラブと呼ばれるVネックの柄物や色物は活動的で、リラックスした雰囲気をかもしだします。そう、これからの白衣は変わるはずです。患者さんの緊張を和らげ、病院を明るくするカラフル・ナース服、そうそう、ドラマ”ER”でおなじみのナース服”スクラブ”になっていくはずです。

合理的に考えれば看護の白衣はこうなります。患者様(特にお子さん)がリラックスしてくれて、話しやすい。すなわち患者様の様子もわかりやすい(情報を得やすい)。一番大切な物が得られやすくなります。病院が明るい雰囲気になる。パンツスタイルなのでしゃがんでも気にならない。上着はざくっと上から羽織る感じで体を締め付けず、非常に動きやすい
結局、アメリカでも初め小児科のみの採用だったのですが、その良さがすぐに理解され、患者さんやご家族の方の評判も上々となり、スクラブ白衣を着用する医院が増え、どんどん広まっていきました(90パーセント)。

そう 歴史を紐解き、合理性を考え ハートフル歯科では、模索していた「ワクワク楽しい」白衣が開業時から進化をとげ、アメリカのスタンダード白衣‘スクラブ’に変わってきたのです。

もちろん、受付は、スマイルクリエーター、コンシェルジェとして 患者様により身近になれる様に普段着に近いブラウス、ジャケットになっています。
受付、待合室は、快適な空間であって欲しいと願って診療室を作りました。
診療が終りいつまでもいつまでも白衣が見えるような診療室では、帰宅されるまで緊張は、とれませんよね。受付の女性は、緊張から解放された時にリラックスして会話ができるよう、ある種の清涼剤のような存在であって欲しいと思い、ユニホームも考えています。

開業して一年が過ぎました。しもちゃん先生の白衣選び その結末が’スクラブ’だったのです。しかし、まだまだ、進化するハートフル歯科。来年は、どうなることやら??

緊張感いっぱいの歯科医院からワクワク楽しい歯科医院へ
新しい変化、時代の流れ ハートフル歯科に 乞うご期待!

医療法人社団徹心会ハートフル歯科