セレックの取り扱い講習会に参加してきました。

年間3回、セレックの使い方を教えるお仕事です。

今回のCCCには、審美歯科の講習会を自分でも行っておられる、臨床経験豊富な歯科医師の先生にも参加していただけました。審美歯科一筋20年の素晴らしい臨床を元に多くのアドバイスを頂き、僕も勉強になりました。

審美歯科という言葉の深い意味。

個人の好みと学術的な意味での審美とのギャップ。

それを規格化された、セレックの機械でどう表現するのか。

その先生は、悩まれていました。

究極の審美について、論議されていました。

僕の臨床でも、笑顔の演出としてのセラミック治療を時々行っています。

その診断の大切さ表現の難しさを、新たに認識させられました。

セレックは、デジタルの世界を飛び出すことは、難しいので最後人間の手でひと工夫してあげなければアナログの、日本人的な華道でいう真善美という、非対称性の美しさなどの表現は、難しいと思います。

そこで、ハートフル歯科では、歯科技工士がその方の希望に合わせて、ある程度規格化された審美的なセラミックに、手を加えて、皆さんの希望に答えています。

20年の歯科医療のキャリアを持ち、審美の講習会を開くような先生でさえも、セレックの取り扱いは、難しく悩むことが多いことに奥の深さを感じました。

今後もCCCでの歯科医師への教育活動を通じて、歯科医療に真摯に取り組みたいと思いました。

セレックの進化を共に歩みたいと思っております。

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科