11th CCCが終わりました。
セレックの取り扱い講習会に参加してきました。
年間3回、セレックの使い方を教えるお仕事です。
今回のCCCには、審美歯科の講習会を自分でも行っておられる、臨床経験豊富な歯科医師の先生にも参加していただけました。審美歯科一筋20年の素晴らしい臨床を元に多くのアドバイスを頂き、僕も勉強になりました。
審美歯科という言葉の深い意味。
個人の好みと学術的な意味での審美とのギャップ。
それを規格化された、セレックの機械でどう表現するのか。
その先生は、悩まれていました。
究極の審美について、論議されていました。
僕の臨床でも、笑顔の演出としてのセラミック治療を時々行っています。
その診断の大切さ表現の難しさを、新たに認識させられました。
セレックは、デジタルの世界を飛び出すことは、難しいので最後人間の手でひと工夫してあげなければアナログの、日本人的な華道でいう真善美という、非対称性の美しさなどの表現は、難しいと思います。
そこで、ハートフル歯科では、歯科技工士がその方の希望に合わせて、ある程度規格化された審美的なセラミックに、手を加えて、皆さんの希望に答えています。
20年の歯科医療のキャリアを持ち、審美の講習会を開くような先生でさえも、セレックの取り扱いは、難しく悩むことが多いことに奥の深さを感じました。
今後もCCCでの歯科医師への教育活動を通じて、歯科医療に真摯に取り組みたいと思いました。
セレックの進化を共に歩みたいと思っております。
下田孝義