韓国ソウルにインプラント研修に行ってまいりました。
ハートフル歯科、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院の理事長の下田孝義です。
7月30、31日にかけて、韓国ソウルに研修で行ってまいりました。
延世大学歯学部の口腔外科のイ・ダロ先生が、講師となりご指導をいただきました。
延世大学は、韓国の私立でNo1の大学です。日本で言えば、早稲田、慶応クラスという事でしょうか。
インプラント科の教授自ら講演をいただき感謝しております。
ボストン大学の口腔外科ご出身ということで、バイコンの研修で毎年ボストンに行くので、並々ならぬご縁を感じて研修への参加を決めました。
韓国ですが、実は、日本以上のインプラント大国と言われてもいます。
人口は5000万人、日本の人口の半分にも満たないのですが、インプラントの手術件数が日本よりも多いというのが実情のようです。
なぜそこまでインプラントが浸透し、どのように歯科医師への教育が行われているのかについても疑問がありました。
8年前の韓国訪問の際に、教育プログラムの存在を聞いておりました。しかし、日本人対象の講義など存在するはずもなく、ハングル語の分からない僕には、確認する術はありませんでした。
今回の研修内容は、一般的にインプラントを初めて100本位行い、次のレベルに上がった時に遭遇するであろうアドバンテージの内容でした。
サイナスリフト、リッジエクスパンジョン、GBR、ソケットプリザベーションなど多岐に渡り、新しい器具の使い方など2日間たっぷり講義が行われました。
細かな注意事項が含まれ、知識の確認となりました。ハングル語の同時通訳での研修だったので、細かな内容も把握することができました。非常に満足のいく内容となりました。
夜の懇親会は、イ・ダロ先生を交えて、国賓クラスでないと行けないという、韓国の偉い方の住まいの離れを改造した一軒家のレストランに行きました。
食事は、韓国の宮廷料理という話でした。
キムチ以外は、辛くもなく美味しく頂くことができました。
辛いものが苦手な僕が、お腹いっぱい食べることができたので良かったです。
韓国の研修を通じて、教育の大切さを感じました。
日本でここまで詳細にインプラントの導入コースの次のステップに関して、スライドや動画で見せてもらえることは、ありません。
師弟関係の中から、見て学ぶものだという習慣が今も残る日本の歯科界では、到底 ありえない明解な技術指導となっていました。
講義内容の充実ぶりに感動し、この講義を母国語で受講できる韓国の歯科医師の先生方のインプラントの治療レベルが上がることを確信しました。
また、そのような教育を受けた先生方の輪が韓国中に広がってきたので、一般的にもインプラントが浸透していったのだと確信しました。
日本でもこのようなスタンスの講義を作り、伝えていければ、インプラト事故を減らし、インプラント治療が今以上に良質なものへと変わっていくのだろうと確信しました。
ハートフル歯科で一緒に働く先生方への指導法として、今回の講義を参考にして行いたいと思います。
「インプラントの教育の仕方に関して非常によく理解することができました。」
一番は、動画で重要な部分は、解説されていたことです。
術野が狭く、視野とカメラが重なり非常にやりにくい環境下でのイ・ダロ先生の動画は、流石だと唸りました。
今回の研修で新しいインプラント器具も購入し、ハートフル歯科もさらに進化することができました。
多くの学びを得られた韓国ソウル研修でした。
8年ぶりの韓国でしたが、以前より高層ビルが増え活気がある街並みが広がって発展している様子が伺えました。
国の発展と共に歯科医療の質も向上していたのだろうと考えました。
患者さんには、今回の研修を受けることで、土曜日をお休みしご迷惑をおかけすることになりました。
申し訳ございません。
この学びをもとにより良い医療を提供していこうと考えております。
全ては、患者さんの笑顔の為に・・・
下田孝義