バイコン・ショートインプラントがなぜ成立するのか??
先日、ハートフルデンタルクリニック 北口院に移動する時に、看板工事を見た時に「ハッ!」と気がつき写真を撮りました。
ちまたでは、短いインプラントを不安視します。
その根拠は、歯冠歯根比と言われるものです。
歯冠歯根比とは、天然歯における根っこの長さの指標です。
根っこが短いと、噛む力に耐えられなくてグラグラしてきます。という指標を言います。
天然歯は、歯根膜という膜で骨とつながっています。
しかし、インプラントは、直接骨と結合する骨癒着という状態です。
代用歯牙のインプラントですが、それを支える機構は、全く異なります。
なのに、同じ土俵で評価しようとする歯科医師が多いからだと思います。
バイコンインプラントは。最小長さ5mmの短さのインプラントです。
5mmのインプラントで約2.5cmの長さの歯を支えられるという論文があります。
「論より証拠!」とその真実は、一つです。
実際に理解できない歯科医師の先生方が多いのが事実です。
しかし、短いものでも大きな支柱を支えている現実があることをご存知でしょうか。
スカイツリーや東京タワーがその高さと同じ高さの支柱を地下深く埋め込んでいるとお思いですか??
スカイツリーは、634mの高さがあります。その同じ深さまで支柱を埋めていることは、ないのです。
実際は、そんなことありません。
実際は、50mしか掘っていません。
にもかかわらず、12倍の高さまで伸ばしたことになります。
そうなんです。
深く埋めることがスカイツリーを支えているわけでは、なかったのです。
スカイツリーも地下で支えられ、台風や地震に耐えられる構造になっています。
バイコンインプラントは、骨内に埋め込むインプラントのフィン構造が強固に骨と結合します。また、咬合力を回転モーメンに変換してうける構造になっているので短くても十分な咬合力に耐えられます。
工夫されています。
工事現場で見た、構図は、10mの高さの看板の基礎が見えたの写真を撮りました。
たった約80cm地中に基礎を埋め込むだけで、約10mの看板を支えています。偶然なのか必然なのか約12倍ですね。
短いインプラントを不安視する向きもありますが、実際には、街のいたる所で同じような構造物が存在します。
問題ないと思います。
タワーマンションもそうだと思います。
不安であれば誰も住みません。
湾岸にあるタワーマンションなんて、もともと海ですから。地盤が弱い上にタワーマンションですよ。
でも倒れると心配する人は、少数派です。
バイコンインプラントは、31年の歴史あるインプラントです。
ボストン研修では、毎年良好な長期症例を数多く見せてもらっています。
歴史が安全を証明しています。
逆に新しいインプラントメーカーには、不安が付きまといます。
短いことは、不安でなく
安全な手術や適応症の広がりを担保できることになります。
日本の歯科界に広がる大いなる誤解を解きながら、ハートフル歯科では、安全・安心できるインプラント治療を続けていきます。
すべては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義