ハートフル歯科医院、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院の理事長下田孝義です。

ハートフル小児歯科医院開業して、8年目となりました。多くの子供達に通院してもらい地域に受け入れられてました。
三鷹・武蔵野の方には、ありがとうございます。

おかげさまで患者さんに囲まれて、大変嬉しく思います。

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「むし歯をなおすから、むし歯をなくす。」というスローガンを掲げてやってきましたが、昨年の12才の全国むし歯経験指数が、1.00と20年前の4.85から1/5に減ってきた事を機に子供達へのむし歯予防の発信基地から、より良い口腔機能を持った子供達の育成へ幅を広げたいという事にしました。
その為に「健口育成」と題して僕の講義、ミナ先生から「いい顔作り」、野田先生からは、実際の「小児歯科での実践編」と、いう三部構成で行われました。

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普段は、診療室の待合室を利用して三時間行うのですが今回は、診療室を止められなかったので近くの会議室をお借りして院内セミナーを開催しました。
院内で行うよりも緊張感があり、良かったと思います。また、患者さんが扉を開けたりするなど、腰を折られる事もなく、3時間集中してセミナー開催が、出来ました。

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第1部として、「健口育成」と題して
「哺乳と離乳食」の与え方について話しました。
「飲む、噛む」といった人が生きる上で最も大切な口腔機能の基礎が作られるのが、乳幼児期なのですが、その時に 正しい嚥下、咀嚼に関する情報提供が今まで出来ていないことが問題であると定義しました。また、乳歯列完成に伴い、三歳の段階で歯並びの悪そうな子供を見つけるポイントを話しました。

食生活が昭和の時代とは、異なり
スマホやパソコンなど生活必需品もかわってきました。その環境の変化に合わせて、子供達のむし歯や口腔周囲筋の状況も変わっています。

両親は、忙しくなり、共働き、保育園育ちの子供が、増えています。手をかけられなくなってきている事でしょう。その現場で合わせる形で、対応していきたいと思っています。
そして、子供達の未来の為にも、むし歯予防→歯育て→健口育成、略して「口育」へとハートフルも+αされ変わります。

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僕は、今年までは、母校の麻酔科に属し、全身管理やインプラントに絡む麻酔学を勉強していましたが、5年が経過して一区切りし、来春から鶴見大学の小児歯科教室に入局します。
鶴見大学の朝田教授の下、「口腔育成」をテーマに勉強していきたいと思います。口腔育成も健口育成も中身は、似ています。
0才から歯医者さんでの役割があるという話です。
今から学位取得を、目指したいと思っています。
「アラフィフの誓い!」p(^_^)q

第2部は、ミナ先生からの「いい顔作り!」という事で、、バイオセラピー、装置の効果などに関する講義です。
質問形式で、行われました。
幼稚園児で、歯並びが、悪かった時の対応、バイオセラピーの提案の仕方、小児歯科院と矯正歯科院でのハートフルグループ内での役割分担、連携などディスカッションしました。

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今回のセミナーから、3才未満のハミガキリトミック教室にも、口育を盛り込む話になりました。その内容の確認と、子育てママからのよくあるQ&Aなど話を頂きました。

最後は、野田先生から、小児歯科実践編として小さな班分けをして、現在の問題点を個別に掘り下げる時間としました。

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時代と共に、歯科医療も変化しています。
「虫歯の洪水」と言われた、40年前
僕が子供の頃、「みそっぱ」とか言われ真っ黒な前歯の子供がよくいました。20年前僕の大学卒業時にもたまーには、いました。
しかし、もう そういう子は、いません。

「飲む、噛む。」といった、生きる上での基礎的運動を正しく行えない子供が増え、食生活の変化に伴い、小学1年生の40%に不正咬合(歯並びが悪い)が、出るようになりました。
「飲む、噛む」といった、原始反射のような運動は、哺乳や、離乳食の与え方で変わります。
その知識は、お医者さんで知ることが出来るのでしょうか?
私たち歯科医師から、情報発信する事が子供達にとって 今、必要だ と感じています。
また、確信しています。

むし歯は、減っていてもまだ存在しています。
「むし歯をなくしたい!」+「健口育成!」
ハートフル小児歯科医院の社会的役割は、まだまだ続きます。

未来ある子供達の笑顔の為に・・・

理事長
下田孝義

 

 

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科